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2015年はリアルタイムWEBな年。事例編その1

前回の本ブログでは、リアルタイムWebを実現するための技術編としてWebSocket技術やメッセージブローカー技術等に触れていますが、今回は他ではあまり語られないリアルタイムWebの企業利用例について数回に渡り触れていきたいと思います。

WebSocket、HTTP/2、SSE(Server Sent Events)といったリアルタイムWebを実現する最新技術基盤は既にオンラインゲームやメッセージアプリといったB2Cアプリの多くに基盤採用されていますが、一方で企業利用いわゆるエンタープライズ・システムではあまり聞く機会がないかと思います。 弊社では数年前より、主力事業であるB2Bオークション事業におけるリアルタイム通信基盤としてWebSocket技術の実装を進めています。 適用開始当初においては、WebSocket標準技術およびOSS基盤でアプリケーションはもちろんデータ送受信管理等の全てをアジャイル自社開発していましたが、利用システムの横展開による増加とともに、同一技術利用システムの全てに共通する機能群については開発期間や工数の短縮化といった開発生産性向上および、迅速なシステム安定性確保の観点から共通化・再利用性が求められるようになってきていました。 そこで辿り着いた製品が米国のシリコンバレーに本社を構えるKaazing(カジーン)社のKaazing WebSocketゲートウェイ製品となります。

そもそもKaazing社は、以前の本ブログで触れたIETF(Internet Engineering Task Force)というインターネット通信基盤技術の国際標準化団体のインターネットの次世代双方向リアルタイム通信基盤技術としてWebSocket標準規約化(RFC6455)に関わったメンバーにより2007年にシリコンバレーで設立されたテクノロジーベンチャーです。 Kaazing社の創業者がWebSocketの標準規約化に関ったことにより、彼らは本来標準規約のみでは網羅できないWebSocket技術利用におけるシステム管理機能はもちろん、WebSocketデータの再送信や接続確立した通信セッション切断時の自動再接続といったシステム利用時に必須となる機能を、圧倒的な早さで他社に先行、いち早くキャッチアップしKaazing WebSocket ゲートウェイサーバとして米国大手金融機関のミッションクリティカルな双方向リアルタイムWebシステムを中心に製品提供していました。

次回からは、Kaazing WebSocketゲートウェイサーバを利用したWebSocket適用例として、Kaazing社の顧客である大手金融機関をはじめした利用事例を掘り下げてみようと思います。

株式会社オークネット・アイビーエス 技術統括室 山形

Author yamagata 2015/01/13 09:55