顔認識と顔認証はどう違う?(後編)

「お母さんですよ、ドアを開けて。」蜂蜜を食べて声を良くしたオオカミはチョークで白く塗った手を窓から見せて言いました。窓があるのに顔を確認しなかった子ヤギ達は次々に食べられてしまいました。

前回は顔認識技術について取り上げました。顔認識技術を個人の認証に利用したのが顔認証システムです。人の顔の画像データを、予め登録しておいた個人の顔データと照合して特定するもので、ログインや認証コードに使われます。携帯やPCのロック解除の他、マンションやオフィスビルで住人や社員たちの顔情報を登録しておけば来訪者を検出できます。契約のあるメンテナンス業者の顔を登録してあれば、映画によく登場する、「業者を装った犯人」も玄関でブロックできます。ですから顔認証はセキュリティーや犯罪防止の目的で使われることがほとんどと言えるでしょう。

日本では数年前に本人確認のためにマイナンバーを導入したばかりですが、お隣の中国では身分証明証を使わない本人確認が浸透してきています。IDカードを使わず顔認証で飛行機に搭乗したり、社員がオフィスに入ったりできるそうです。紛失や偽造、盗難の恐れのあるIDカードより安心だと思う人もいるかもしれません。また、中国警察は0.1秒で顔を認識する高性能顔認証メガネを使って駅を利用する人の顔をスキャンし、手配中の容疑者を逮捕する捜査を開始しています。容疑者は7匹の子ヤギのオオカミよりは上手く変装しているはずですが、それでも捕まります。うっかり間違って何かの犯人として登録されてしまうと、行く先々で捕まえられてしまって大変そうです。😥

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実際、顔認証による誤認の問題は各国で起きているようです。日本にも顔認証冤罪被害者の会というものがある程です。南ウェールズ警察が2017年6月のChampions League FinalでインターポールやUEFAから提供された画像を元に顔認証の試験運用をしたところ、画像の質が悪かったためか、2470人が犯罪を犯す可能性のある注意すべき人物として挙げられましたが、そのうち2297人は誤認証でした。なんと誤認証率92%です。宝くじが当たらない確率に近いものがあります!92%の誤認証は確かに問題ですが、個人的には「誤認証で逮捕者が出たわけではないのだから大した問題ではない」というコメントを出すことの方が大問題だと思います。数年前に万引きの濡れ衣を着せられた中学生が自殺した事件がありましたが、冤罪というものは被害者本人だけでなくその親族や友人、所属する会社や団体などにも大変なダメージを与えます。セキュリティーに運用する場合は特に他人の人生を左右するという認識で、正確さに努めてほしいですね。

今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。オークネット・アイビーエスのAndyも顔認証技術を使用しております。マーケティングのサポートや、通学、通塾時の未成年者の安全確認、病院での患者の取り違え防止など、様々な分野でお役に立てていただけます。無料アプリをダウンロードしたら毎月の使用料だけで、大変手軽にご利用いただけます。尚、スタンプラリーも開催中です。奮ってご参加ください。

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